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「円」の心地良さ

最近、祖父母会や保育参観において、みんなで円になって活動することが増えてきました。写真を見ると、大人も子どももみんな笑顔!とても和やかで楽しそうな様子が伝わってきます。

以前に職員に話しをしたことがあるのですが、
実は、円、丸、囲む…といった形には、様々な良い効果があるのです。約5年前の研修で教わりました。私は今でもその研修の資料を大切にとってあります。

具体的には、

始まりと終わりがない(直線は始まりと終わりが明確)、上下左右がない、みんな一緒、ずっと続いていく、永遠性、みんなの様子が見える安心感、集団の一員であることの実感、包み包まれる関係、子どもとしていられることの実感…など。

また、終わりがあいまい、人生の始まり・時のめぐりを感じる、繰り返しという円環性…

円、丸、包む、囲む…といった、丸い形の居心地の良さをさかのぼると、産まれる前にお腹の中で丸く包まれていた感覚、また産まれて抱っこされて育った記憶や安心感など、意識化以前の状態からきているのだそうです。

そう考えてみると、昔ながらの伝承遊び(かごめかごめ、あぶくたった、ハンカチ落とし、フルーツバスケットなど)は円になって遊びます。キャンプファイヤーもそうですね。

また、七夕やお祝いの時に作る輪飾りは、ずっと幸せが続くように…との意味があります。季節の変わり目などに、昔から生活にとりいれているのです。

円の様々な良い効果を、これからも保育の様々な場面に取り入れていきたいと思います。

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